店長豆知識カタログ 3 バクテリアのおかげです
1の方法では日本の水の生き物ならいいのですが、外国の水生生物ですと、外国の水に近づけた水造りをして毎日水を換えることになるので、労力とコストが尋常ではありません。
2の方法は場所に頼る方法なので、人の力ではどうにもならないと思われがちですが、植物性プランクトンが豊富な場所へ引っ越しをするという選択もあります。でも引っ越しとなると、その為にできるという人は稀だと思います。
そこで、3つめの方法として「バクテリアに頼る」という方法です。この方法は熱帯魚飼育では当たり前の事柄ですが、濾過フィルターとろ過材が必要になります。
「バクテリアに頼る」にしてもフィルターを動かしてバクテリアが定着するのを待つ という方法と市販されているバクテリア製品を利用する方法があります。
待つ というやり方は常在菌を利用するので、地域や場所や季節によってどんな種類のバクテリアが水槽に入ってくるか見当がつきません。日本酒造りでも、周りの空気環境が良好な場所では開放的な酒蔵がありますが、そうでない場所の酒蔵は密閉しています。味噌や醤油造りも常在菌にはかなり気を使っています。
当店のようにいくら待っても良好なバクテリアが入ってこない地域や場所では市販のバクテリアを利用して水槽を管理しています。ですので水槽飼育の基本は濾過フィルターとろ過材とバクテリアの相性と考えています。濾過フィルターもろ過材も色々な種類があり、いい物とそうでない物もあり、バクテリアに至っては市販されている中で生きているバクテリアはどれほどなのか悩んでしまします。
水を綺麗にするのはバクテリアの働きですが、バクテリアの棲み処となるのが濾過材で濾過材に飼育水を満遍なく流すのが濾過フィルターの役割です。
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