ビーシュリンプについて
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ビーシュリンプについて

レッドビーシュリンプとは?

以前は水槽の脇役だった甲殻類のえび達でしたが、現在のレッドビーシュリンプ(Red bee shrimp)は、主役の座に君臨し続けています。

水槽一本からでも手軽に繁殖できるところが大きな魅力です。


レッドビーシュリンプの模様について

以前から比べると、柄の変化や色の濃淡など様々で個性的です。色も紅白で縁起が良さそうなところも人気の秘密かもしれません。

<<ビーシュリンプの模様変化>>


バンド

腹節部の赤い模様が帯状になっている。
バリエーションが多い。



タイガーバンド

バンド柄のバリエーションの一つ。
下方が二つに割れている。



日の丸

上から見ると白地の中央に赤丸があるので
日本の国旗のように見える。



進入禁止

上から見ると交通標識の
進入禁止マークに見える。



モスラ

日の丸の赤丸が消え白地になっている。
以前はイモムシエビと呼ぶ人も・・・



丹頂

頭部が丹頂鶴の様な
赤い模様になっている。


質問や疑問が多い白エビについて

「白エビが生まれるという事は以前に白エビと交配しているからだ」と思っている人がけっこういますが、これはインターネット上の情報マジック?です。
では、白エビとはどこから来たのか?知っている人は少ないです。

この言葉のニュアンスは3年前だったら正しいと言えますが、現在では誤りと言えます。
それと、この言葉は生物学者でも科学者でも博士でも遺伝の先生でもなく、普通のマニア愛好家が言った言葉です。ネット上に残った言葉は時間に関係なく無責任にも真意より上べの皮だけが流れ、伝わり続け誤解を生産し続けています。

10年前のパールホワイトとかの白エビは抜きにして、あくまでもレッドビーシュリンプからの白エビについて・・・

私の知る限り「白いえび」(全身白色、固体により濃い薄いがある)と言われるえびは、2種類います

1つ目は、選別によって生まれてきた白えび。大まかに
((バンド→タイガー→Vライン→日の丸→(ダブル日の丸)→進入禁止→モスラ→丹頂→白))

色の濃さよりも柄を重視した選別を繰り返した結果、長い時間をかけて(ほかの生物に比べ短い時間)バンド柄がモスラ柄になる、このえびの変化力があるのに「白にはならない」とはどんな偉い人が言うのでしょう?普通「白になるだろ」と思いますが・・・

2つ目は輸入された中国産ビーシュリンプの中にたまたま入っていた「透明なえび」を手に入れることができた人がいました。

N氏は以前オークションで白えびを販売していた元有名な人。

私はこのN氏から聞いたのですが、その透明なえびと、当時の広島系の「日の丸」を掛け合わせたところ、まっ白なえびが生まれた。この白えびは白えびで当時高値で取引されてました。が、「白えび」とまた「日の丸」を交配させると今まで時間をかけた柄の進行を一気に進めることができて生まれてくるのは(日の丸・ダブル日の丸・進入禁止・モスラ・丹頂・白)と柄で言えばハイグレードなえびばかりが生まれて来たそうです。

しかし、この白えびは、異種交配の為か繁殖が旺盛で、購入した人はどんどんふやし相場も下がっていきました。それと最大の欠点は柄が良くなっても「色は薄くなりやすい」事でした。当時モスラの方が価値が上だといっても、白い部分が半透明では、水槽内が美しく見えません。

オークションブリーダーのほとんどの方が、我先にとこの白えびを掛け合わせまくってしまいました。

でも、「柄より色だ」と言うブリーダーも少数ながらおりまして、その内の一人が「博多えび」さんです。この、色で勝負のブリーダーは、オークションで人気が上がり一気に有名になりましたが、一方で「うそ」をついて販売する人々も増えたのも事実です。

その「うそ」を見分ける手段として『白えびが生まれると言う事は以前白えびと交配しているからだ。』と言う言葉が流行りました。その当時、白えびを掛けていない柄の進行は、日の丸柄がほとんどでモスラはいても少数かマロなしなど、どう逆立ちをしても白柄が生まれそうな親えびはいなかった為、その言葉は正解です。現在は白えびと掛けずともモスラや丹頂はたくさんいますので「白」が生まれても何も不思議ではないし、突然変異でもありません。

選別によって丹頂やモスラどうしの親から、何パーセントかの確立で生まれるでしょう。
逆に白えびと掛け合わせたえびどうしでも柄がバンドや日の丸でしたら「白」は生まれてきません。

だって柄の選別によって生まれるのだから。

その言葉は現在は通用しません。誤解なきよう信用あるのみです。
選別次第で白えびと掛け合わさった血統でも色も濃くなりますし、白えびと掛けていないからといって全て濃いわけではなく、薄い色も生まれてきます。(以前のブリーダーの方向性の違い)

レッドビーシュリンプのハマリポイント

  1. 小型の水槽でも繁殖まで楽しめる。
  2. 抱卵したり、2mm位の稚エビが出てくると微笑ましい。
  3. 紅白の色柄は水槽の緑によく映える
  4. 自分自身で選別交配を繰り返し、思惑通りのえびが生まれてくるか。
  5. 次はどんなえびが生まれてくるか、種親はどのえびにしよう等、選別の楽しみがある。
  6. レッドビーシュリンプに合う湧き水を汲むというアウトドア要素(少々)がある。
  7. どの湧き水が良い結果を出すか、という実験的要素で過程と結果を楽しむことが出来る。
  8. 気に入った模様のレッドビーシュリンプに名前を付けて観察したり♪

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