熱帯魚とM87バクテリア

熱帯魚を飼育中のお客様から、「M87バクテリアを使うと自分の水槽も調子よくなりますか?」と尋ねられることがあります。初めてお越しになるお客様からは特に多いご質問ですが、バクテリアと濾過材とフィルターの関係をお読みになるとお分かりになると思いますが、ご質問されているお客様がお使いのフィルターと濾過材との相性次第になります。

ホームセンター等量販店で販売されている水槽セットで始められるお客様も多いと思いますが、性能よりも「お得感」を優先しているため、一番大事な『濾過能力』を疎かにしがちです。

ですので、バクテリアだけM87バクテリアを使っても調子よくなる確率は低いと思います。もちろん、ご自身の水槽に試すという気持ちで使ってみるのはいいと思いますが、簡易濾過をお使いのお客様には、当店としてはお勧めしていません。

すると、「熱帯魚にはエビ用のバクテリアは不向きなんですか?」と、勘違いされるお客様もいらっしゃいます。恐らくですが、ホームセンターやネット量販店で見かけるコンディショナー類に〇〇用という製品のラインナップが多いので混同してしまうのだと思います。

餌に関しては魚の食性や大きさも様々なのでラインナップが多いのは当然ですが、水質を浄化するバクテリアにとって魚種はあまり関係ありません。ただし、バクテリアの種類によって水質の適正範囲は違います。

魚種によって故郷が違えば水質も違いますので、南米の魚種にはソイルを使って弱酸性にしたり、アフリカの湖の魚種はサンゴ砂を使ってアルカリ性の水をキープしたりしますが、水を綺麗にする濾過バクテリアであるM87バクテリアは、水温15℃~35℃、PH5.0~PH8.5 という広範囲の水質で活躍できます。、当店では26歳のアロワナや金魚やグッピーやアフリカンシクリッドの水槽にもM87バクテリアを使っています。エビが育つ飼育環境は熱帯魚は気持ちよく過ごせる環境になります。

お客様によって水槽に対する想いの温度差はかなりあると思います。エビにしろ熱帯魚にしろ水草水槽も、水槽をできるだけ良くしたいという熱意のあるお客様は、フィルターと濾過材から見直しされています。

水槽飼育をはじめるときは、誰でもエビや観賞魚に長生きしてほしいと思って水槽を立ち上げているのではないでしょうか? 水を作っているのは飼育用品です。飼育者は飼育用品を選択して水槽を立ち上げることになります。まさか飼育困難な飼育用品が普通に売られているなんて普通、想像できません。アクアメーカーさんには、飼育者であるお客さんの気持ちを考えるのは当然ですが、アクアメーカーである以上、コストや利益率の前に、エビや観賞魚が長生きできる飼育用品を提供してほしいです。せめて、本社で自社製品を使って生存を確認してから流通させるようにしてほしいです。