ソイルは「栄養系と吸着系のどちらかに分類できます。」というのがアクアリウム情報の定説になっているようですが、本当にそうでしょうか? 気になったのは「栄養」とはどんな栄養でしょうか? 「吸着」とは何を吸着するのでしょうか?



「吸着系」と呼ばれるラインナップのあるソイルは確かにあります。
30年以上前でしょうか、最初のアクアリウム用ソイルは、私の記憶ではブルカミアDとGだったと思います。その後、ブルカミアシリーズはニッソーからプラントサンド、熱帯魚安心サンド、ハイドロサンド、パーフェクトサンドが発売され、シラクラさんからレッドビーサンドも発売されています。「不純物を吸着」と説明されているので、確かにブルカミアシリーズは「吸着系」で「底面フィルターで能力発揮」で「約1年でリセット」だと思います。
2番目にADAからアクアソイルシリーズが3種類発売されました。アマゾニア、アフリカーナ、マレーヤです。(アフリカーナとマレーヤは既に廃盤です) アマゾニアはシュリンプブリーダーの間で有名かと思いますが、黒色で有機酸や水草の「栄養」が含まれています。アフリカーナは赤色で3種類の中ではPH低めです。マレーヤは黄土色で崩れやすいので、当店では不人気でした。
という訳でアクアソイルシリーズは黒色、赤色、黄土色の3色に分類できます。3種類とも「底面フィルター不向き」です。 アマゾニアは「栄養」ソイルですが、アフリカーナとマレーヤはどちらでもありません。約30年前に「栄養系」と「吸着系」に分類できないソイルは存在していました。
ソイルと言うと、栄養系と吸着系に分けたがる風習のようなものが今でもありますが、何のタメにソイルを使うのか?〇〇を飼いたいからどのソイルを選ぶのか と考えると、PH、GHなど水質はどうなるのか?安定するのか?底面フィルターに耐えられるのか?多孔質なのか?リセットまでの期間は?・・・等々を気にされた方が良いと思います。市販されているソイルは、ほとんどが違う結果になると思います。もちろん使う水、フィルター、ろ過材、バクテリアとの相性で無数に変化します。実際に使ってみると、とても2種類に分けることはできません。どうして「栄養系と吸着系のどちらかに分類できます。」というセリフが生まれたのか不思議でなりません。
もし仮に「栄養系と吸着系」しかないと断言できる人がいるとしたら、世の中のすべてのソイルを使った経験のある人 ってことになりますけど 大丈夫ですか?


