前にブロブで紹介しましたが、水草用ソイルでないと水草は育たないと思われているお客様が多いです。また、シュリンプ用のM87ソイルで水草水槽は作れますか?と聞かれることがあります。そもそも中性付近が適性のミマミヌマエビやヤマトヌマエビやチェリーシュリンプ系にはシュリンプとはいえ不向きですし、PH6以下の弱酸性が適正な熱帯魚や水草はとても簡単に飼えるソイルだと思います。M87ソイルはシュリンプ専用というよりPH6以下の弱酸性をキープする道具だとお考え下さい。

また、お客様達から疑問の多い内容を発信しているYouTubeを教えられ、拝見してみますと、シュリンプ飼育を特別扱いされる発信者の方が多く見受けられますが、それは、シュリンプ飼育がうまくできない方々の発信している情報だからかと思います。
当店ではシュリンプ飼育は特別なものではなく、熱帯魚飼育の延長線上で、妥協しないレベルの熱帯魚用品を使えば普通に飼えると思い、店をオープンした頃から実際に色々な商品を使って取捨選択を繰り返し現在に至ります。
ソイルに限っては立ち上げ後2年以上キープできて初めて「2年以上使えます。」と答えるのが普通だと思うのですが、本人が3か月しか使っていないのに「1年以上使えます。」って言われるとすごく矛盾を感じます。YouTubeで自信満々な動画を見ると信用しちゃうんでしょうか?
M87ソイルをはじめとしたM87飼育セットはYouTubeで飼育が難しいとされるシュリンプの繁殖も2日間で立ち上げ完了し、その後も水換え無しで繁殖が簡単にできるレベルの熱帯魚用品とお考え下さい。
なので、適性値がPH6以下の弱酸性で、難しいと言われる水草や熱帯魚はM87ソイルで非常に簡単に飼うことができます。
有名メーカーは営業社員を雇い、宣伝広告費に経費をかけて有名になっていられるわけですから、飼育用品を製造販売するには品質の検証より利益を優先するしかありません。大所帯なら猶更のことです。
そもそもソイルでなければ、外部フィルターでなければ、CO₂を添加しなければ、水草は育たないのではありません。



上の写真は大磯砂の底面フィルターでCO₂無添加ですが、左は植えたばかりで、真ん中はその約10日後、右は現在です。順に育っている様子がわかるでしょうか?5種類ともADAのBio水草です。
弱酸性が適性な水草を日本の水と大磯砂で育てる場合は、CO₂かピートでPHを下げる必要があります。ちなみにPH降下剤は水の炭酸塩硬度がなくなるまで変動が激しいので私は使っていません。
この水槽はピートの代わりにM87ソイルでPHを下げた水と人口淡水を使った水をブレンドしてPH6前後で立ち上げ、M87バクテリアとM87ミネラルを添加しています。
コリドラス ・コルレアをYahooオークションに出品している【もひお】さんも同じようにピートの代わりにM87ソイルを使って繁殖しています。

昔はディスカスブリーダーやアルタムエンゼルやアピスト繁殖マニアはピートを使って弱酸性の水をつくるのは当然でした。(アクアバイタルブラックピートの粒状が一番人気)私もそうでしたが、水質によってイオン交換樹脂を先に使いその後ピート処理をしていました。
ピートを使うと飼育水が薄茶色になるので水草愛好家はピートよりもCO₂でPHを下げる方が多かったです。
中には特定銘柄のピートと特定銘柄の活性炭を使い、色はほぼ透明なのに弱酸性の水をつくる強者マニアも存在していました。昔過ぎて比率や銘柄の記憶は薄まっています。
M87ソイルは、弱アルカリ性の日本の水を、透明のまま弱酸性にしてくれるので、ピートと活性炭の代役を務めてもらっています。
今は誤情報が多すぎて初心者の方は混乱してしまします。誤解がないよう質問にお答えするために基本情報からお伝えしていますから昔話が長くなってしまい申し訳ありません。
M87ソイルで水草は育ちますか?というご質問にお答えしますと、上記の内容を踏まえたうえで、「弱酸性の水草は育ちます。アナカリスやカボンバは枯れてしまいます。」と答えています。


弱酸性といっても水によって酸性の度合いが違います。TDS値が0に近いRO水ですと、PH5.0で安定します。当店の近隣の湧き水で炭酸塩硬度が2~3ですとPH5.5前後で安定します。育てたい水草の適性値を調べて場合によって微調整が必要になります。




