店長豆知識カタログ 水草の選び方

水草の育成に必要なのは、「光」「栄養(肥料)」「CO2(炭素)」ですが、これらは光合成に必要な材料です。

しかし、強い光量で肥料を入れて二酸化炭素を添加しても、すべての水草が育つとは限りません。

育つ種類と枯れる種類があると経験した方も多いと思いますが、材料の前に『前提条件』があると思います。

では、水草育成の条件とは、『水質と微生物(バクテリア)の助け』が必要だと考えます。

「微生物の助け」というのは水草に共通する必要最低条件ですが、

「水質」というのは、水草の生息地の水環境を考えて適性の範囲かどうかです。

ご自身の水槽の水温、PH、総硬度が適正範囲の水草を選ぶといいと思います。

水質検査をしたくない方は、何種類かの水草を少量づつ植えて、育つ水草を増やしたり、似た生息環境の水草をお試しに植えることをお勧めします。

「微生物の助け」というのは、亜硝酸(NO2)を0にキープすることと、有機物を分解してくれる事です。

恵まれた環境の場所でしたら、水草の育成を助けてくれる微生物が常在菌として常日頃水槽に入って水環境をつくってくれるので、何も考える必要はありません。

そうでない環境の場所では、微生物と微生物の住処であるろ材とろ材に水を通すろ過器の相性を考えて選ぶ必要があります。

魚やエビの糞や肥料も微生物が分解してくれるので、水草が吸収できるようになります。