M87ソイルで水草は育ちますか?

誤解されやすいので、何と答えたらよいか悩む質問ですが・・・

多くの水草は適正範囲が狭いので、育つ水草と、枯れる水草があります。

数ある水草の種類の中で、原産地の水質がPH5からPH6(弱酸性)の範囲の水草でしたら良く育ちます。

M87ソイルと使う水で水槽のPHが決まるので、ソイルの量や水の種類や水換え頻度である程度は調節できます。

M87ソイルは長期間、弱酸性をキープしてくれますので、故郷の水が弱酸性の水草に向いています。

M87ソイルとバクテリア、ミネラルを使っているだけの熱帯魚販売水槽でトニナ.spは育っています。

レッドリーフバコパや

ピンナティフィダも成長は遅いですが育っています。

ミクロソリウムや

ボルビティスは水質に合わせて葉の色や大きさを微妙に変えて対応してくれますので、M87ソイルでも育ちます。高水温には注意が必要です。

また、粒が丸形のソイルと違い、焼き加減も堅焼き気味で、なかなか崩れないため、当店の水草販売水槽は約3年でリセットしています。

水草について

「難しい水草」や「簡単で丈夫な水草」という言葉がありますが、実はその水草の適用範囲内(育つ事ができる水質のキャパ)であれば、「丈夫で簡単」。適正範囲外では枯れてしまうので「難しい」という事になります。逆に、ほしい水草の適正範囲に自分の水槽を合わせると「丈夫で簡単」という事になります。

例えば、M87シリーズで水槽を立ち上げると、M87ソイルに含まれるフミン酸のおかげで弱酸性の水になり、M87バクテリアの有機分解菌が増殖し、栄養を水草が吸収しやすくしますので、あとは光量に気を使えばトニナSPやスターレンジ等の南米系の弱酸性水域の水草は向いています。
しかし、M87ソイルには肥料分は含まれておりませんので、当店の水草用液体肥料を使用して下さい。
ところが、専門書などに非常に簡単と書かれている中性~弱アルカリ性水域のカボンバやアナカリスは、うまく育たず「難しい」という事になります。

問題は光(ライト)ですが、水槽サイズや消費電力、今後を考えて拡張性のある物など様々ですので場合に合わせてアドバイスさせていただいております。
大事なのは、床底・バクテリア・ろ過フィルター・光・栄養分で、最後にCO2の添加となりますが、このCO2は、添加する・しないでは成長スピード、草の状態は格段に違います。
M87ソイルで水質が弱酸性(PH5.0~6.0未満)ですから、CO2も少なくてすみます。
CO2の添加は、ADAのDoアクアシリーズ、CO2スタートがお手頃で、すべてそろっており、使い方も簡単にできています。何より一番すごい所は、「ランニングコスト」です。

このCO2の添加ですが、「CO2さえ添加すれば何でも育つ」とか「一番よい」という訳ではありません。最初に大切なのが、水質・光・バクテリア(水草に必要な)・栄養分(必要なバランス)がすべて整っている事が前提です。

レッドビーシュリンプ水槽の場合、水草は、稚エビのかくれ家になったり、脱皮をするレッドビーシュリンプにとって安全な場所を提供してくれますので多ければ多いほど収容数や稚エビの生存率はアップします。逆に「選別」は困難になります。
次の種親候補として救い出す時も、選別外として外したい時も水草の奥へ逃げてしまうからです。ですから水草の種類や量は自分の好み(何をしたいか)でよいと思います。

色々な事(セオリーなど)にとらわれず、自由な発想でレイアウトを楽しんで下さい。

丈夫な水草とは?

「簡単に育つ水草」とか「すぐ枯れる水草」とかは、水槽の水質によって違うと思います。

例えば本などで、「アヌビアス・ナナ」は丈夫と書かれています。

確かにPH7前後の水をキープされている水槽では、滅多に枯れるようなことはありませんが、PH5ほどの酸性で総硬度も低い水槽ではゆっくり溶けてしまいます。

逆に「トニナ・sp」や「ブリクサ・ビエティ」「ラージパールグラス」などはPH7前後の水槽では枯れてしまい弱い印象を受けますがPH5前後で総硬度が高めの水槽ではCO2無しでも良く成長してくれます。

植物に対して「簡単」とか「弱い」という言葉はどうかと思いますが、日本の水に適応してくれる種を簡単とか丈夫と表現していると解釈できると思います。

ですので、ご自身の水槽の水質が適正範囲内の水草は丈夫で、範囲外の水草は弱いと判断できると思います。

ただし、PH(水素イオン濃度)だけの話ですので、その他の条件も考える必要はあると思います。

熱帯地方で雨季乾季のある河川では、雨季と乾季で水質もかなり変化しますので、魚は急変以外は幅広い水質に対応します。

ところが水草は雨季は水中葉、乾季は水上葉になる種が多いと思いますので、水質の幅も狭い種類の方が多いです。

育成したい水草があれば、その種の生息地に近い水質の水槽を作るといいと思います。

または、ご自身の水槽の水質を把握して、適正な水草を選ぶのもいいと思います。

その他には、まず何種類かの水草を少量づつ植えてみて、育ちの良い水草とその水質に近い水草で揃えるのも一つの方法です。