ビーシュリンプ飼育のコツ

水槽の立ち上げ方ご紹介(30×30の水槽の場合)

ここでは当店のおすすめ商品を使ってご説明していきます。

1.水槽に底面フィルターをセットする。(ニッソーのバイオフィルター)
2.その上にウールマットを敷く。
3.マットの上にM87ソイルを入れる。(下のウールの見える所が無い様に)
4.水をはり、エアーポンプをつなげて動かす(エアーは強めの方が吉)
5.まめな方は毎日PH(ペーハー)を調べ、日々の変化を見る。通常PH(ペーハー)は下がりつづけ、ある数値で一定を保ちます。
「どこまで下がるか」や「下がりきる時間」は使う水の性質により違います。私の使用している湧き水のうち、24時間以内にPH(ペーハー)5.0以下まで下がる水もあります。
面倒な方は、特殊な水でない限り、5日程度で安定すると思います。
特殊な水とは=KH(炭酸塩硬度)やGH(総硬度)が非常に高い水・りん酸緩衝液が混入している水、等)
6.PH(ペーハー)の変化が止まったらM87バクテリアを1本投入します。
7.その後すぐにレッドビーシュリンプを入れても大丈夫です。
8.エサは、翌日からM87シュリンプフードを与えて下さい。(10~20匹に対して1粒)1~2時間で食べ終わるようでしたら増量して下さい。逆に食べ残すようでしたら3日に1粒に減量するなど調節して下さい。
9.その後の管理
抱卵したレッドビーシュリンプを見かけるようになったらM87稚エビフードを中に入っているスプーンですりきり半分程度を毎日水面にふりまいて下さい。

蒸発などで減った分の足し水と週一回M87ミネラルで消費したミネラルを補給して下さい。
抱卵が順調な時は足し水を続け、抱卵ペースが落ちてきたら「シゲキ」の為に水換えをしましょう(月1回位)。
水換えをしすぎると、ソイルの成分が減少しPH(ペーハー)の安定作用が鈍くなり、リセットに近づきます。その点フミン酸、フルボ酸、補給液の使用は有効です。

レッドビーシュリンプの飼育のコツ

本来「コツ」なんてものはありません。
重要なのは「何を使うか」だけです。
人間は水槽に水をはって、ろ過機をセットして電源入れるだけなんですから。 水質管理や水を綺麗にするのはソイルやバクテリア達がやってくれます。
「腕」があるとすれば、当然のように繁殖するレッドビーシュリンプ達を区別し掛け合わせる「選別眼」だと思います。どれを種親にしてどんなレッドビーシュリンプを作り上げるか。という所がトップブリーダーと言われる人達のズバ抜けた所だと思います。そういう部分を参考にしたりモチベーションを上げたりと、刺激を受けるのはいい事だと思います。
私も現在の方法を見つけるまでは大変でした。
試しまくるだけですからダメだと思ったら水を抜き、ソイルを捨て水槽を洗い、また新たなソイルを仕入れて・・と、時間と労力とお金が無駄になる日々でした・・
でも、簡単な方法を見つけると当然ですが簡単にレッドビーシュリンプが繁殖するようになります。そうなるとどう選別するかが重要なポイントになってきます。
そこまで来ればこの趣味の面白いところです!
一番言いたい事は、レッドビーシュリンプを楽しむには色々な方法がありますが、一度失敗したらそれは失敗する方法(良くない道具やその組み合わせであったり自分の環境には合わない方法)なだけで、くれぐれも「自分は下手だ、とか向いていない」なんて思わないで下さい。1つ経験を積んだのですから同じ事を繰り返さなければ良いだけなんです!
魚と違い、レッドビーシュリンプ達はちょっとした事で死んでしまいます。
水草に付着している農薬、バルサンやダニアース、キンチョールにゴキジェット、スキー等の防水スプレー、ペーハーブロック、ニセパワーハウス、また硫化水素の発生原因である外部フィルターの流量低下・・具合の悪い商品もたくさんあります。
カテゴリーは趣味ですがエビの飼育、繁殖を考えていると、自然破壊や多くの環境問題も考えさせられます。水ですから我々や子供達の健康までも関わってますね。

使用する道具や素材の選択と組み合わせ

話がそれましたが、ここで大事なことは使用する道具や素材(バランス)です。どのソイルを使うか、バクテリアは使うか使わないか、フィルターはどれ?ろ材は何がいい?水は湧き水?水道水?RO水?
RO水を使うにはどのミネラルがいいか?それらの相性は?組み合わせ方は?等々現在ものすごい種類の商品が出回っています。私も約12年前(クリスタルレッドビーシュリンプの時代)から試行錯誤し現在ではM87シリーズをオススメしていますが、当店では約5年前からM87シリーズを使い始めました。
使い始めの約一年は自分だけで何パターンか試し、良い結果を得られましたが、その他多数のお客さんに合わなければ意味が無い。。まずは仲の良いお客さん達や友人知人に試してもらい全て良い結果だったので、それ以降は自信を持って色々なお客様にオススメしております。
当店には、「レッドビーシュリンプがうまく育たない」等の悩みや相談に来られるお客様が多く、「何回やっても失敗する」「ネットで情報を調べたり勉強しているのに死んでしまう」・・様々ですが、その様な環境に恵まれないお客様が、このM87シリーズを使って繁殖に成功しています。
そして、その繁殖したレッドビーシュリンプ達を販売する手段の一つが、ネットオークションの「87地ブリ」です。始めはビッダーズからでしたが、現在はヤフーオークションで出品しています。ここで重要な事はこの「M87シリーズ」が一番良いというわけではなく、色々な情報をマネても失敗を繰り返す環境に恵まれない場所でも繁殖にこぎつけることが出来たという事実です。過去に何回も失敗して、レッドビーシュリンプを諦めようと思っている人達に繁殖成功のお手伝いが出来れば幸いです。

繁殖水槽の注意

  1. 脱皮をするときは、仲間にも襲われますのでかくれる場所として流木や水草はあった方が良い。
  2. 水温は23℃~25℃でなるべく変化しないように心がける。夏は特に注意!
  3. メスは抱卵時に複数のオスに追いかけられますので、オス:メスの割合(比率)は、1:2か1:3がよいかと思われます。
  4. 流木を使う時の注意として、底面フィルターを有効にするため、ソイルの面の広い部分を覆い隠すものは避けた方がよい。
  5. 流木の下側が水の流れが悪くなりバクテリアのバランスが崩れやすい。
  6. ネットの情報は必ずしも正確とは言えません!!ネットに書き込んだ人の環境とあなたの環境は同じではありませんのでご注意下さい。
  7. とは言え、このホームページ自体もネット情報なのは否めません。気になる事があるかたは、直接聞きに来て下さい。ご相談にお答えします!いつでもお待ちしています!

水槽の立ち上げ方

ここでは当店のおすすめ商品[M87]を使ってご説明していきます。

1. 水槽の水洗い

水槽は先に洗いましょう。

2.底面フィルターの設置

底面フィルターを入れます。

3.マットを敷く

底面フィルターの目づまり防止にマットを敷きます。

4.ソイルの投入

M87ソイルを洗わずに入れます。

5.注水のための準備

ビニール袋をM87ソイルの上に敷いて下さい。(M87ソイルの袋でOK!)
※ソイルが巻きあがると水が濁り、透明に戻るまでに時間がかかります。またPHの安定にも時間がかかってしまいます。

6.水の投入1

ビニールの上に水をゆっくり入れます。

7.水の投入2

ここまで入れればもう一気に入れても大丈夫です。

8.水の投入完了

満タンになったら、そっとビニールを取り出します。

9.完成

エアーポンプにホースを繋ぎセット完了!
時間を置いてPHが下がりきったらM87バクテリアを入れ、レッドビーシュリンプたちを入れても大丈夫です!
(PHが下がりきるまでに数時間~数日かかる事もあります)
ソイルのフミン酸等の成分が逃げてしまうので、水換えは極力避けてください。

エサは、翌日からM87シュリンプフードを与えて下さい。(10~20匹に対して1粒)
1~2時間で食べ終わるようでしたら増量して下さい。
逆に食べ残すようでしたら3日に1粒に減量するなど調節して下さい。
【その後の管理】
抱卵したエビを見かけるようになったらM87稚エビフードを中に入っているスプーンですりきり半分程度を毎日水面にふりまいて下さい。
減った分の足し水と週一回M87ミネラルで消費したミネラルを補給して下さい。
抱卵が順調な時は足し水を続け、抱卵ペースが落ちてきたら「シゲキ」の為に水換えをしましょう(月1回位)
水換えをしすぎると、ソイルの成分が減少しPH(ペーハー)の安定作用が鈍くなり、リセットに近づきます。

ビーシュリンプの飼育環境

成功するか、失敗するかは使う物(商品)や水の選択でほぼ決定します。当てはまるものがあるのではないでしょうか?ご参考にどうぞ。

良い環境?悪い環境?

環境に恵まれている人の共通点・・・

水や空気に恵まれている人の共通点

  • 海の近くに住んでいる
  • 近くに畑やゴルフ場、科学工場が無い。畑があっても無農薬栽培を行っているため農薬の使用が行われていない。
  • 自然に囲まれている
  • 空気中の水分に雑菌や有害菌の少ない場所
恵まれた水とは
  • 酸化還元電位(ORP)の値が低い水道水・井戸水等を使える。
  • ORPの値が低いと、多少悪い製品を使用しても還元力のある水が相殺してくれるので、普通の水を使っている人が成功しない方法でも水がカバーしてくれることがあります。日数が経って水の還元力が無くなり調子を崩しても、水換えをすればすぐ立ち直ります。ORP値の低い井戸水を使っている方は環境にも恵まれている場合が多く、そのような特別な人のマネは非常にキケンです。環境に恵まれていない私達は悪い商品を使ったらひとたまりもありません。考えずに水換えをするとコケは繁殖し、生体(エビ・魚・水草)は弱っていきます。ですが悪い商品に対して敏感になれるので違いに気付く事が出来ます。

バクテリアの必要性

今まで『環境』と言う言葉を使ってきましたが、ここで言う『環境』とは空気の事です。良い空気には良いバクテリアが多く存在し、悪い空気には雑菌や水槽に都合の悪いバクテリアが多く存在します。(バクテリアは空気中の水分内にいる)ですから「バクテリア製品なんて買う必要がない」と言う人ももちろんいると思いますが、すべての人がそうとは限りません。
「引越しをしたら思い通りにならない。」「以前と同じやり方なのにうまくいかなくなった」と、首を傾げる方も少なくありません。周りの空気や家に住みついていたバクテリアの種類や数等のバランスが違うのですから当然の事ともいえます。
また、自分がうまくいったからといって友人に勧めてもその友人が同じ『環境』=『良い空気』に恵まれた人でない限り同じようになるとは限りません。
逆に言うと『環境』=『良い空気』に恵まれていない人がうまくいく飼育方法ならほとんどの人がうまくいくのではないでしょうか?

外部フィルターについて

ろ過フィルターの中で外部フィルターが一番と思っている人が少なくありませんが、水草水槽には都合の良いフィルターです。それは水草が光合成をする時に使う二酸化炭素(CO2)を逃がしにくい構造の為です。CO2を添加してもエアーリフトによる底面フィルターではせっかく溶け込んだCO2もエアーによる撹拌で逃げてしまいます。また、いくら外部フィルターでもディフューザーを使ってエアーを巻き込ませると結果は同じです。
その他、脱窒フィルターとしても有効です。外部フィルターの種類とろ過材の種類での相性もありますが、フィルター内で酸欠ぎみな場所を作り易いので、有機物分解菌の中で酸素があれば酸素を使い有機物を分解しますが、酸素の少ない場所では酸素の変わりに硝酸(NO3)のOを利用してくれます(仕方なく)。この様な通性嫌気性菌が住み着いてくれますとNO3のN(窒素)だけが取り残され水槽外に出る脱窒になります。
しかし、自然発生菌だと都合良く安全に脱窒できる菌(バクテリア)が住み着くかどうかは環境次第です。場合によっては硝酸塩を亜硝酸にする菌もいますし、はじめは脱窒できても硝酸塩がなくなった後に硫酸イオンを利用して硫化水素を作り出す硫化水素発生菌もいますから・・
各種水質テスターでは問題なく原因不明でエビがポツポツ死んでしまう場合は、外部フィルターとろ過材、バクテリアの相性が悪いケースもありますが、外部フィルターそのもの具合の悪いもの使ってしまった場合が非常に多いです。
また、これはお客さんや店内の水槽でも実際にあった事ですが、底面フィルターだけでレッドビーシュリンプが順調に繁殖していたところ、数が増えてきたのでエーハイム(現行)の外部フィルターを設置。するとポツポツと死にはじめ、だいぶ数が減ってしまったので外部フィルターを外しました。しばらくするとまたレッドビーシュリンプ達が元気になり繁殖を始めました。古いエーハイム(発売元ワーナーランバート)ではこの様なケースは有りませんでした。
現在流通している外部フィルターで私が安心できると感じるのは、ADAのスーパージェットフィルターだけになってしまいました。理由は動力であるモーター(ポンプ)がレイシーポンプで非常に高性能の為、意地でも水流が落ちないからです。評判の良い現行のエーハイムでは当店では、10台中9台が水流の落ちる時期が早まってしまい、エビどころか水草も調子が上がらず油膜も目立ちます。以前のエーハイム(ワーナーランバート時代のMade in w-Germany)の耐久性はありません。特に50hz地域ではひどい有様のようです。
外部フィルターの水流が落ちてくると、今までの水流条件で育ってきたバクテリア達のバランスが崩れてしまい、ろ材内部で好気的な場所が嫌気的になったり、止水域ができたり、硫化水素発生菌に都合の良い水流まで落ちてしまうと今まで活躍してきた良性のバクテリアも死んでしまいます。

ソイルについて

ソイルは水のPHやGH、TDSなど、水質を変化させますので、かなり重要な存在です。
現在様々なソイルが販売されていますのでどのソイルを選ぶかで大きな違いができてしまいます。
同じ水を使ってもソイルの種類の数だけ色々な種類の水質が出来るわけです。
中にはレッドビーシュリンプが死んでしまうソイルや、死にはしないけど繁殖しないソイル、初めは抱卵したけど3ヶ月で全滅してしまうソイル・・等々。実に多種多様な、と言いましょうか見た目は似ていても内容はバラバラです。「ソイルは何を使っても繁殖できる」という特別な存在の方々もいますが、大半の方はどれでもいいという訳にはいかないと思います。
私も以前は手当たり次第に試しました。今ほど種類は多くなかったのですが、(ソイル選びで)失敗の連続でした。レッドビーシュリンプ達にはかわいそうな事をしました。しかしそんな私でもレッドビーシュリンプを殖やせるソイルはありました。87地ブリのお客さんたちの多くも過去失敗を繰り返してきた人達です。ですから「ソイルは何を使っても繁殖できる」という人より「ソイルを選べば繁殖できる」人のほうが大勢いると思います。そして、ネット上に情報を流すのは一部の恵まれた「ソイルは何を使っても繁殖できる」人たちです。
失敗している人達はブログなんか書かないしブログを書いている人も失敗談を書く人は少ないですから・・

失敗例

成功するか、失敗するかは使う物(商品)や水の選択でほぼ決定します。当てはまるものがあるのではないでしょうか?ご参考にどうぞ。

使用する商品が悪い場合
  • 硫化水素が発生しやすい外部フィルター
  • 立ち上げ直後は調子良いが、3ヶ月~6ヶ月で死んでしまうソイル
  • 水源によっては使うと死んでしまうミネラル
  • 最初から死んでいるバクテリア
  • リン酸を放出する活性炭
  • 電源が入るとポツポツ死んでしまうヒーターサーモ
  • ゼオライトで出来た「ジャリ」。ゼオライトはカルシウムも吸着してしまいます。

最近の商品は、コストダウンではなく品質ダウンした商品が出回りすぎています。失敗したら原因を突き止め、繰り返さない事が肝心です。悪い物は2度と使わないように。

居住環境・水槽への直接的な影響が原因の場合
  • 農薬除去していない水草を入れてしまった
  • 水槽のある部屋で殺虫剤をまいてしまった
  • 水温が30℃を越えてしまった
  • 害虫の混入……ヤゴ、プラナリア(茶色のタイプ)はレッドビーシュリンプの体液を吸い、殺してしまいます。白いタイプのプラナリアは集団で襲います。
  • 近所に畑があり農薬を使っているため空気中からわずかな農薬が混入した

魚や哺乳類は、血液中のヘモグロビン(鉄分)が酸素を運ぶ働きをしますが、ビーシュリンプは虫と同じヘモシアニン(銅)がその役割をします。殺虫剤は虫を殺すためにヘモシアニンを狙い、酸素よりもくっつきやすい有害成分なので、レッドビーシュリンプにも効いてしまいます。ですから、ヘモグロビンの魚や犬、猫、人間は死にはしませんが、無い方がいいにこした事はありません。レッドビーシュリンプが死ぬ水槽は、魚が死なずともかわいそうです。
 また良い品でも相性が悪い物や、このソイルの水質に合うバクテリア、このバクテリアサイズに合うちょうど良い孔のろ過材、このろ過材と相性の良いフィルターetc・・・
厄介なのは、条件によってはうまくいく場合がある品々も色々あるようです。
AさんはうまくいってもBさんは失敗した、など、様々な原因が考えられますが、殆どが上記の原因で起こっていると考えられます。

M87ソイルで水草は育ちますか?

誤解されやすいので、何と答えたらよいか悩む質問ですが・・・

多くの水草は適正範囲が狭いので、育つ水草と、枯れる水草があります。

数ある水草の種類の中で、原産地の水質がPH5からPH6(弱酸性)の範囲の水草でしたら良く育ちます。

M87ソイルと使う水で水槽のPHが決まるので、ソイルの量や水の種類や水換え頻度である程度は調節できます。

M87ソイルは長期間、弱酸性をキープしてくれますので、故郷の水が弱酸性の水草に向いています。

M87ソイルとバクテリア、ミネラルを使っているだけの熱帯魚販売水槽でトニナ.spは育っています。

レッドリーフバコパや

ピンナティフィダも成長は遅いですが育っています。

ミクロソリウムや

ボルビティスは水質に合わせて葉の色や大きさを微妙に変えて対応してくれますので、M87ソイルでも育ちます。高水温には注意が必要です。

また、粒が丸形のソイルと違い、焼き加減も堅焼き気味で、なかなか崩れないため、当店の水草販売水槽は約3年でリセットしています。

失敗を繰り返してしまう方へのアドバイス

よく質問されるのですが、①簡単な水草はどれですか?②丈夫な熱帯魚はいますか?③レッドビーシュリンプは難しいですか?
この3つの質問は私には全部同じ様に聞こえるのですが・・全て生き物ですから水質が適正範囲内であれば水草は光の種類も含め、①②③はどれも丈夫で簡単になります。
ですから「これを飼いたいのですがどうすればいいの?と質問されると「これとこれを使うとよいですよ」とアドバイスができます。

要は、『何を使うか』だけなんです。あとは飼い主の気配りですね。

最初はホームセンターで水槽一式を揃えて、水を一週間以上うごかしているから・・という人や、道具はネットで全て買ってあとは生体だけ、という人が多くセット内容を聞くと、例えば私がそれらを使ったら失敗する自信がある物ばかりです。
来店されるお客様のほぼ皆さんに共通する事は、もうすでにネット販売やホームセンターで道具や生体を購入し、水草は枯れ、魚やレッドビーシュリンプ等の生体は死に・・こんなふうに失敗しているというケースです。
自分が下手とか初心者だからではなく、「この道具、このセット内容では繁殖は成功しない」と言う事実を経験した事になります。
例えば私は「某メーカーのOOジャリ」を底床に使い3ヶ月でレッドビーシュリンプを全滅させた事があります。

私はきっと皆さんより多くの失敗をしてきました。レッドビーシュリンプ達にはかわいそうな事をしてしまったと思っております。ですからこれから始める方や、失敗経験のある人になるべく失敗しない様にという思いでアドバイスさせて頂いております。しかしながらホームセンターやネット上では、様々な商品が様々な価格で溢れて、使用した事のない人が使った事もない商品を販売しているのが現状です。
それが当たり前のようになってしまい、更に「うまくいっている人=環境に恵まれた人」や「それを仕事にしている人」のブログ等を参考にするのが一般常識化しております。
それでうまくいく人はそのままで良いのですが、しかし、有名なブリーダーさんの記載されている情報をそっくり真似てもうまくいかないお客さんをたくさん見てきました。中には水槽全部に必要な分の水までもらってきても一ヵ月後にはポツポツと死にはじめリセットを余儀なくされた方なんかもいます。事実、私自身そのうちの一人でしたから。。

誤解してほしくないのですが、ネット情報や有名ブリーダーさん全員がうそを言っているわけではありません。
利害関係のほとんどない一般のブロガーさんを信じたい傾向と言うのも頷けます。しかし、環境に恵まれた人の成功例をいくつマネても普通環境の方は上手くいかないほうが普通ですし、特殊な環境で工夫している人をマネても当然失敗してしまいます。水槽の環境が同じなのに引越しなどで水や家、空気に住むバクテリアの種類が変わりダメになってしまったなんて事と同じなんです。

よく考えてみると一部の有名ブリーダーさんを含め、一般のネット情報というのは(レッドビーシュリンプ・熱帯魚に関しての主にブログ)環境が恵まれた人たちが書いています。失敗例はほとんど表に書かれません。ですから始めたばかりの人は1~2回失敗すると自分は下手、無理と思い込んでしまいます。でも初心者とか「腕」とか関係ないんです!重要なのは「何を使うか」だけです。

だって人間なんて水槽に水をはって機材をセットして電源入れるだけなんですから。

水質管理や水を綺麗にするのはソイルやバクテリア達がやってくれます。「腕」があるとすれば、繁殖するレッドビーシュリンプ達を区別し掛け合わせをする「選別眼」だと思います。

どれを種親にして理想のレッドビーシュリンプを作り上げるか。という所がトップブリーダーと言われる人達のズバ抜けた所だと思います。
そういう部分を参考にしたりモチベーションを上げたりと刺激を受けるのはいい事だと思います。

私も簡単な方法を見つけるまでは大変でした。
試しまくるだけですからダメだと思ったら水を抜き、ソイルを捨て水槽を荒い、また新たなソイルを仕入れて・・と、時間と労力とお金が無駄になる日々でした・・
でも、簡単な方法を見つけると当然ですが簡単にできるようになります。そうなるとどう選別するかが重要なポイントになってきます。
そこまで来ればこの趣味の面白いところです!

一番言いたい事は、レッドビーシュリンプを楽しむには色々な方法がありますが、一度失敗したらそれは失敗する方法なだけで、くれぐれも「自分は下手だ、とか向いていない」なんて思わないで下さい。1つ経験を積んだのですから同じ事を繰り返さなければ良いだけなんです!

魚と違い、小さなレッドビーシュリンプはちょっとした事で死んでしまいます。水草に付着している農薬、バルサンやダニアース、キンチョールにゴキジェット、スキー等の防水スプレー、ペーハーブロック、ニセパワーハウス、また硫化水素を生産する外部フィルターなど・・

趣味のレッドビーシュリンプの生存繁殖を思う気持ちから、自然保護や多くの環境問題を考えさせられたきっかけでもあります。
「熱帯魚も大丈夫だから薬品などで調節しギリギリ(無理やり?)飼う」のではなくてレッドビーシュリンプが生きられる水槽と環境で「カワイイ・癒される」インテリアとしてではなく自然の仲間として飼ってあげたいですね。

濾過のない飼育について

アクアリウムと言えば、ろ過装置とろ過材とバクテリアの種類と相性が基本中の基本ですが、濾過装置やエアレーションも無い鉢や水槽で飼育や繁殖を楽しんでおられる方もいらっしゃいます。

その代表例が、メダカの繁殖やボトルアクアリウムなどを勧めておられる方達ですが、

「ろ過もブクブクもいらない」と言うので言われたとおりにしてもうまくいかないのは何でですか?

という相談は結構多いです。

「当店でもろ過をしないとメダカもエビも一週間以内に死んでしまいます。」とお答えしています。

これは場所の問題で、周りの空気中に水の汚れを浄化してくれる菌(バクテリア)が多い場所では、日常的に飼育水に飛び込んでくれるので、バクテリア製品を使わなくても、ろ過装置がなくても常に水をきれいにし続けてくれますので、人は何もしなくても簡単に飼育、繁殖ができてしまいます。

これは常在菌のおかげで、自然の恵みとも言えます。

ただ、浄化と引き換えに水を酸化させる性質の菌や、グリーンウオーターにする植物性プランクトン等の場合、適度な水換えは必要なります。

肌感覚としては、「濾過なし飼育」はできない人(場所)の方が圧倒的に多数ですので、濾過飼育をお勧めしていますが、

どうしてもろ過器を使いたくない場合は、毎日1回以上全部の水を日本の(汚染されていない)水で交換すれば、日本に生息している魚類や、日本の水に馴染める外来種は飼うことができると思います。

ろ過なしで、飼育や繁殖ができるのは、自然に恵まれた場所、地域の特権です。

それができない場所で飼えるように、考案、工夫されて今日に至るのが、ヒーターサーモや各種ろ過器やろ材やバクテリア製品です。