水槽の立ち上げ方ご紹介(30×30の水槽の場合)
ここでは当店のおすすめ商品を使ってご説明していきます。
| 1. | 水槽に底面フィルターをセットする。(ニッソーのバイオフィルター) |
| 2. | その上にウールマットを敷く。 |
| 3. | マットの上にM87ソイルを入れる。(下のウールの見える所が無い様に) |
| 4. | 水をはり、エアーポンプをつなげて動かす(エアーは強めの方が吉) |
| 5. | まめな方は毎日PH(ペーハー)を調べ、日々の変化を見る。通常PH(ペーハー)は下がりつづけ、ある数値で一定を保ちます。 「どこまで下がるか」や「下がりきる時間」は使う水の性質により違います。私の使用している湧き水のうち、24時間以内にPH(ペーハー)5.0以下まで下がる水もあります。 面倒な方は、特殊な水でない限り、5日程度で安定すると思います。 特殊な水とは=KH(炭酸塩硬度)やGH(総硬度)が非常に高い水・りん酸緩衝液が混入している水、等) |
| 6. | PH(ペーハー)の変化が止まったらM87バクテリアを1本投入します。 |
| 7. | その後すぐにレッドビーシュリンプを入れても大丈夫です。 |
| 8. | エサは、翌日からM87シュリンプフードを与えて下さい。(10~20匹に対して1粒)1~2時間で食べ終わるようでしたら増量して下さい。逆に食べ残すようでしたら3日に1粒に減量するなど調節して下さい。 |
| 9. | その後の管理 抱卵したレッドビーシュリンプを見かけるようになったらM87稚エビフードを中に入っているスプーンですりきり半分程度を毎日水面にふりまいて下さい。 |
蒸発などで減った分の足し水と週一回M87ミネラルで消費したミネラルを補給して下さい。
抱卵が順調な時は足し水を続け、抱卵ペースが落ちてきたら「シゲキ」の為に水換えをしましょう(月1回位)。
水換えをしすぎると、ソイルの成分が減少しPH(ペーハー)の安定作用が鈍くなり、リセットに近づきます。その点フミン酸、フルボ酸、補給液の使用は有効です。
レッドビーシュリンプの飼育のコツ
本来「コツ」なんてものはありません。
重要なのは「何を使うか」だけです。
人間は水槽に水をはって、ろ過機をセットして電源入れるだけなんですから。 水質管理や水を綺麗にするのはソイルやバクテリア達がやってくれます。
「腕」があるとすれば、当然のように繁殖するレッドビーシュリンプ達を区別し掛け合わせる「選別眼」だと思います。どれを種親にしてどんなレッドビーシュリンプを作り上げるか。という所がトップブリーダーと言われる人達のズバ抜けた所だと思います。そういう部分を参考にしたりモチベーションを上げたりと、刺激を受けるのはいい事だと思います。
私も現在の方法を見つけるまでは大変でした。
試しまくるだけですからダメだと思ったら水を抜き、ソイルを捨て水槽を洗い、また新たなソイルを仕入れて・・と、時間と労力とお金が無駄になる日々でした・・
でも、簡単な方法を見つけると当然ですが簡単にレッドビーシュリンプが繁殖するようになります。そうなるとどう選別するかが重要なポイントになってきます。
そこまで来ればこの趣味の面白いところです!
一番言いたい事は、レッドビーシュリンプを楽しむには色々な方法がありますが、一度失敗したらそれは失敗する方法(良くない道具やその組み合わせであったり自分の環境には合わない方法)なだけで、くれぐれも「自分は下手だ、とか向いていない」なんて思わないで下さい。1つ経験を積んだのですから同じ事を繰り返さなければ良いだけなんです!
魚と違い、レッドビーシュリンプ達はちょっとした事で死んでしまいます。
水草に付着している農薬、バルサンやダニアース、キンチョールにゴキジェット、スキー等の防水スプレー、ペーハーブロック、ニセパワーハウス、また硫化水素の発生原因である外部フィルターの流量低下・・具合の悪い商品もたくさんあります。
カテゴリーは趣味ですがエビの飼育、繁殖を考えていると、自然破壊や多くの環境問題も考えさせられます。水ですから我々や子供達の健康までも関わってますね。
使用する道具や素材の選択と組み合わせ
話がそれましたが、ここで大事なことは使用する道具や素材(バランス)です。どのソイルを使うか、バクテリアは使うか使わないか、フィルターはどれ?ろ材は何がいい?水は湧き水?水道水?RO水?
RO水を使うにはどのミネラルがいいか?それらの相性は?組み合わせ方は?等々現在ものすごい種類の商品が出回っています。私も約12年前(クリスタルレッドビーシュリンプの時代)から試行錯誤し現在ではM87シリーズをオススメしていますが、当店では約5年前からM87シリーズを使い始めました。
使い始めの約一年は自分だけで何パターンか試し、良い結果を得られましたが、その他多数のお客さんに合わなければ意味が無い。。まずは仲の良いお客さん達や友人知人に試してもらい全て良い結果だったので、それ以降は自信を持って色々なお客様にオススメしております。
当店には、「レッドビーシュリンプがうまく育たない」等の悩みや相談に来られるお客様が多く、「何回やっても失敗する」「ネットで情報を調べたり勉強しているのに死んでしまう」・・様々ですが、その様な環境に恵まれないお客様が、このM87シリーズを使って繁殖に成功しています。
そして、その繁殖したレッドビーシュリンプ達を販売する手段の一つが、ネットオークションの「87地ブリ」です。始めはビッダーズからでしたが、現在はヤフーオークションで出品しています。ここで重要な事はこの「M87シリーズ」が一番良いというわけではなく、色々な情報をマネても失敗を繰り返す環境に恵まれない場所でも繁殖にこぎつけることが出来たという事実です。過去に何回も失敗して、レッドビーシュリンプを諦めようと思っている人達に繁殖成功のお手伝いが出来れば幸いです。
繁殖水槽の注意
- 脱皮をするときは、仲間にも襲われますのでかくれる場所として流木や水草はあった方が良い。
- 水温は23℃~25℃でなるべく変化しないように心がける。夏は特に注意!
- メスは抱卵時に複数のオスに追いかけられますので、オス:メスの割合(比率)は、1:2か1:3がよいかと思われます。
- 流木を使う時の注意として、底面フィルターを有効にするため、ソイルの面の広い部分を覆い隠すものは避けた方がよい。
- 流木の下側が水の流れが悪くなりバクテリアのバランスが崩れやすい。
- ネットの情報は必ずしも正確とは言えません!!ネットに書き込んだ人の環境とあなたの環境は同じではありませんのでご注意下さい。
- とは言え、このホームページ自体もネット情報なのは否めません。気になる事があるかたは、直接聞きに来て下さい。ご相談にお答えします!いつでもお待ちしています!
ここでは当店のおすすめ商品[M87]を使ってご説明していきます。
1. 水槽の水洗い
水槽は先に洗いましょう。
2.底面フィルターの設置
底面フィルターを入れます。
3.マットを敷く
底面フィルターの目づまり防止にマットを敷きます。
4.ソイルの投入
M87ソイルを洗わずに入れます。
5.注水のための準備
ビニール袋をM87ソイルの上に敷いて下さい。(M87ソイルの袋でOK!)
※ソイルが巻きあがると水が濁り、透明に戻るまでに時間がかかります。またPHの安定にも時間がかかってしまいます。
6.水の投入1
ビニールの上に水をゆっくり入れます。
7.水の投入2
ここまで入れればもう一気に入れても大丈夫です。
8.水の投入完了
満タンになったら、そっとビニールを取り出します。
9.完成
エアーポンプにホースを繋ぎセット完了!
時間を置いてPHが下がりきったらM87バクテリアを入れ、レッドビーシュリンプたちを入れても大丈夫です!
(PHが下がりきるまでに数時間~数日かかる事もあります)
ソイルのフミン酸等の成分が逃げてしまうので、水換えは極力避けてください。
エサは、翌日からM87シュリンプフードを与えて下さい。(10~20匹に対して1粒)
1~2時間で食べ終わるようでしたら増量して下さい。
逆に食べ残すようでしたら3日に1粒に減量するなど調節して下さい。
【その後の管理】
抱卵したエビを見かけるようになったらM87稚エビフードを中に入っているスプーンですりきり半分程度を毎日水面にふりまいて下さい。
減った分の足し水と週一回M87ミネラルで消費したミネラルを補給して下さい。
抱卵が順調な時は足し水を続け、抱卵ペースが落ちてきたら「シゲキ」の為に水換えをしましょう(月1回位)
水換えをしすぎると、ソイルの成分が減少しPH(ペーハー)の安定作用が鈍くなり、リセットに近づきます。
成功するか、失敗するかは使う物(商品)や水の選択でほぼ決定します。当てはまるものがあるのではないでしょうか?ご参考にどうぞ。
良い環境?悪い環境?
環境に恵まれている人の共通点・・・
水や空気に恵まれている人の共通点
- 海の近くに住んでいる
- 近くに畑やゴルフ場、科学工場が無い。畑があっても無農薬栽培を行っているため農薬の使用が行われていない。
- 自然に囲まれている
- 空気中の水分に雑菌や有害菌の少ない場所
恵まれた水とは
- 酸化還元電位(ORP)の値が低い水道水・井戸水等を使える。
- ORPの値が低いと、多少悪い製品を使用しても還元力のある水が相殺してくれるので、普通の水を使っている人が成功しない方法でも水がカバーしてくれることがあります。日数が経って水の還元力が無くなり調子を崩しても、水換えをすればすぐ立ち直ります。ORP値の低い井戸水を使っている方は環境にも恵まれている場合が多く、そのような特別な人のマネは非常にキケンです。環境に恵まれていない私達は悪い商品を使ったらひとたまりもありません。考えずに水換えをするとコケは繁殖し、生体(エビ・魚・水草)は弱っていきます。ですが悪い商品に対して敏感になれるので違いに気付く事が出来ます。
バクテリアの必要性
今まで『環境』と言う言葉を使ってきましたが、ここで言う『環境』とは空気の事です。良い空気には良いバクテリアが多く存在し、悪い空気には雑菌や水槽に都合の悪いバクテリアが多く存在します。(バクテリアは空気中の水分内にいる)ですから「バクテリア製品なんて買う必要がない」と言う人ももちろんいると思いますが、すべての人がそうとは限りません。
「引越しをしたら思い通りにならない。」「以前と同じやり方なのにうまくいかなくなった」と、首を傾げる方も少なくありません。周りの空気や家に住みついていたバクテリアの種類や数等のバランスが違うのですから当然の事ともいえます。
また、自分がうまくいったからといって友人に勧めてもその友人が同じ『環境』=『良い空気』に恵まれた人でない限り同じようになるとは限りません。
逆に言うと『環境』=『良い空気』に恵まれていない人がうまくいく飼育方法ならほとんどの人がうまくいくのではないでしょうか?
外部フィルターについて
ろ過フィルターの中で外部フィルターが一番と思っている人が少なくありませんが、水草水槽には都合の良いフィルターです。それは水草が光合成をする時に使う二酸化炭素(CO2)を逃がしにくい構造の為です。CO2を添加してもエアーリフトによる底面フィルターではせっかく溶け込んだCO2もエアーによる撹拌で逃げてしまいます。また、いくら外部フィルターでもディフューザーを使ってエアーを巻き込ませると結果は同じです。
その他、脱窒フィルターとしても有効です。外部フィルターの種類とろ過材の種類での相性もありますが、フィルター内で酸欠ぎみな場所を作り易いので、有機物分解菌の中で酸素があれば酸素を使い有機物を分解しますが、酸素の少ない場所では酸素の変わりに硝酸(NO3)のOを利用してくれます(仕方なく)。この様な通性嫌気性菌が住み着いてくれますとNO3のN(窒素)だけが取り残され水槽外に出る脱窒になります。
しかし、自然発生菌だと都合良く安全に脱窒できる菌(バクテリア)が住み着くかどうかは環境次第です。場合によっては硝酸塩を亜硝酸にする菌もいますし、はじめは脱窒できても硝酸塩がなくなった後に硫酸イオンを利用して硫化水素を作り出す硫化水素発生菌もいますから・・
各種水質テスターでは問題なく原因不明でエビがポツポツ死んでしまう場合は、外部フィルターとろ過材、バクテリアの相性が悪いケースもありますが、外部フィルターそのもの具合の悪いもの使ってしまった場合が非常に多いです。
また、これはお客さんや店内の水槽でも実際にあった事ですが、底面フィルターだけでレッドビーシュリンプが順調に繁殖していたところ、数が増えてきたのでエーハイム(現行)の外部フィルターを設置。するとポツポツと死にはじめ、だいぶ数が減ってしまったので外部フィルターを外しました。しばらくするとまたレッドビーシュリンプ達が元気になり繁殖を始めました。古いエーハイム(発売元ワーナーランバート)ではこの様なケースは有りませんでした。
現在流通している外部フィルターで私が安心できると感じるのは、ADAのスーパージェットフィルターだけになってしまいました。理由は動力であるモーター(ポンプ)がレイシーポンプで非常に高性能の為、意地でも水流が落ちないからです。評判の良い現行のエーハイムでは当店では、10台中9台が水流の落ちる時期が早まってしまい、エビどころか水草も調子が上がらず油膜も目立ちます。以前のエーハイム(ワーナーランバート時代のMade in w-Germany)の耐久性はありません。特に50hz地域ではひどい有様のようです。
外部フィルターの水流が落ちてくると、今までの水流条件で育ってきたバクテリア達のバランスが崩れてしまい、ろ材内部で好気的な場所が嫌気的になったり、止水域ができたり、硫化水素発生菌に都合の良い水流まで落ちてしまうと今まで活躍してきた良性のバクテリアも死んでしまいます。
ソイルについて
ソイルは水のPHやGH、TDSなど、水質を変化させますので、かなり重要な存在です。
現在様々なソイルが販売されていますのでどのソイルを選ぶかで大きな違いができてしまいます。
同じ水を使ってもソイルの種類の数だけ色々な種類の水質が出来るわけです。
中にはレッドビーシュリンプが死んでしまうソイルや、死にはしないけど繁殖しないソイル、初めは抱卵したけど3ヶ月で全滅してしまうソイル・・等々。実に多種多様な、と言いましょうか見た目は似ていても内容はバラバラです。「ソイルは何を使っても繁殖できる」という特別な存在の方々もいますが、大半の方はどれでもいいという訳にはいかないと思います。
私も以前は手当たり次第に試しました。今ほど種類は多くなかったのですが、(ソイル選びで)失敗の連続でした。レッドビーシュリンプ達にはかわいそうな事をしました。しかしそんな私でもレッドビーシュリンプを殖やせるソイルはありました。87地ブリのお客さんたちの多くも過去失敗を繰り返してきた人達です。ですから「ソイルは何を使っても繁殖できる」という人より「ソイルを選べば繁殖できる」人のほうが大勢いると思います。そして、ネット上に情報を流すのは一部の恵まれた「ソイルは何を使っても繁殖できる」人たちです。
失敗している人達はブログなんか書かないしブログを書いている人も失敗談を書く人は少ないですから・・
7が中性でそれ未満が酸性、数字が小さくなるほど強い酸性となり、数字が大きいほど強いアルカリ性となりますが、安定しているかどうかも大切です。
PH(ペーハー)
水素イオンの量を1から14の数字で表しています。 
7が中性でそれ未満が酸性、数字が小さくなるほど強い酸性となります。逆にそれより大きい数字がアルカリ性、数字が大きいほど強いアルカリ性となります。
PH値が5.0~8.0であれば、レッドビーシュリンプ飼育においてどのPH(ペーハー)値がいいか、というよりも安定しているかどうかが大切です。朝と夜での変動や、1週間での変動があるとレッドビーシュリンプが怯え・落ち着かない等、繁殖どころかエサ食いも悪くなります。変化が大きければ死んでしまいます。
次に大切なのは、今そのPHになっている理由です。
例えば今、水槽の水がPH5.0だとします。どうしてPH5.0なのか・・KHが低くてCO2量が多い、ピートやソイルを使っている、NO3が蓄積してしまっている(自然発生菌の酸化細菌ばかりが多く住み着いてしまっている)PH降下剤を使ったら、水中のりん酸が増えた等、といろいろありますが、レッドビーシュリンプが死んでしまうPH5.0もあれば、繁殖を続けるPH5.0もあります。
PHを語るとキリが無いのですが・・・M87ソイルを使うとPH5.0~6.0付近に安定しますが、使う水によって安定する時期(半日~3日くらい)と、安定するPH値は違ってきます。KH(炭酸塩硬度)の値に関係します。
KH(炭酸塩硬度)
炭酸水素イオン(HCO3)の量。
この数値が高くなればなるほど緩衝力が強い水と言えます。
水槽内に酸性物質やアルカリ性物質が入ってきても現在のPHを急変させない働きがあります。でもその度に消費され、0になると急変してしまいます。
M87ソイルを使うと、まずKH(炭酸塩硬度)が消費され0になり、そこでソイルの酸性度によってPHは安定します。KH(炭酸塩硬度)の値が高ければ0になるまでに時間がかかる為安定するまでに時間がかかるわけです。
また、ピートやソイルを使わない場合は、KH(炭酸塩硬度)とCO2の量でほぼPH値が決まってきます。例外もありますが考え方の方向として覚えておくと良いでしょう。
GH(総硬度)
カルシウムイオン(Ca++)とマグネシウムイオン(Mg++)の合計量。
だから「総」硬度と呼ぶそうですが、CaとMgのバランスまではバランスはわかりません。生物はあるバランスのもとに吸収(摂取)していますから、どちらか一方が高濃度でも吸収できずに余ってしまいます。レッドビーシュリンプ水槽で足し水を続けていると、GHがどんどん上昇してしまう場合は、カルシウムイオン(Ca++)とマグネシウムイオン(Mg++)のバランスが悪いか、その他の微量元素が足りないと思います。(水の蒸発が激しい時期は別です)
逆に、GH(総硬度Ca・Mg)と微量元素のミネラルバランスが良いと時間とともに消費され低下していきますので、バランスの良いミネラルの補給が重要になってきます。
GH・KHまめ知識
GHとKHはまったくちがうものを計っているのになぜ両方とも単位が「硬度」なのか。
産業革命?の蒸気機関の時代に、ボイラーを使っていたのですが、水を加熱し沸騰を続けるとボイラーの内側に「白い硬いもの」がこびりついてゆきます。この「白くて硬いもの」は炭酸カルシウムなのですが、水中のカルシウムイオンと炭酸イオンが熱による反応で水に溶けにくい炭酸カルシウムになってしまうのです。これが付くと熱効率が悪くなりますからGHやKHの低い水を使ったり、取り除いたりして使う為に計る必要があったからテスター名が「硬度」となったそうです。
ですからKHは炭酸水素イオンばかりでなく、炭酸イオン全般を計っているのかもしれません。(細かいところはよくわかりませんが・・)アクアリウムではそれを水質を知る為に利用していると考え、硬度が高いから水が硬いわけではありません。水の中に炭酸カルシウムの材料がどれだけあるかを計っているからです。
TDS
TDS(伝導率)・・・電気をどれだけ通す水なのか。
純水(H2Oのみ)ですとTDS(伝導率)は0となりGHが高いとTDSも高くなります。よく「TDSは水の不純物の量を測っているから数値が高いと汚れている」「悪い水」と解釈される場合がありますが、それは純水(H2Oのみ)に対して不純物と言う意味ですから、必ずしも汚れた悪い水とは限りません。ミネラルたっぷりのきれいな水もTDS(伝導率)は高くなりますし、きれいな海水もメチャクチャ高いです。
電気の通りやすさを計っているので、良い・悪いやどのようなバランスかも判る訳ではありません。ただ、GHの増減に連動するので簡単に計測できるTDSの方が多用されています。ミネラルを添加する時や、水槽内の変化や湧き水を調べるときも重宝します。
また、RO水やイオン交換樹脂を通した水を使うときも自分のねらったTDS値にしてから立ち上げますので、これらの浄水器を使用する場合は必要となります。
当店ではTDS値の低い湧き水にM87ミネラルでTDSを調整しています。規定量と言うのが書いてありますが、その量というのはレッドビーシュリンプの数や水草の量が平均的な量の場合、「これくらいのミネラルが消費されるだろう」と考える量ですので、レッドビーシュリンプ・水草の量が少ないときは消費量も少ないはずですから添加するミネラル量も少なくて良く、生体量が多いときは添加量も多くするといった具合ですが、TDS値をチェックしていると添加量の調節もわかりやすく便利になります。
NH3・NH4(アンモニア・アンモニウムイオン)
これらは酸化してNO2になります。このとき水素イオンが増えるのでPHは下がります。
NO2(亜硝酸)
酸化されてNO3になります。この2種類(アンモニアと亜硝酸)は常に0であるべきです。レッドビーシュリンプ水槽でこれらが検出されては困ります。M87シリーズでだけで立ち上げた水槽内では、例外を除きまず検出されることはありません。(例外・・・アンモニアが検出された人がいますが、この方はみかん畑が近くにあり、水槽に肥料成分等が混入したと思われます。アミノ酸肥料が混入しアンモニアに変化したと推測してますがRO水の溜め置き水槽からもアンモニアが検出され、愕然としたそうです。)
例えば、ADAのアマゾニアを底床とする場合は、必ずと言っていい程NH3/NH4とNO2が時間差で発生しますので両方0になるまでチェックが必要です。
NO3(硝酸塩)
黒いヒゲ状のコケは元気になります。(レッドビーシュリンプにとってはなるべく少なくしたい)
酸化細菌などによって最終的に水槽内で増えてしまいます。硝化菌やほっとけば増える自然発生菌の酸化細菌のほとんどは、この硝酸塩を生産し続けます。
外部フィルター等を利用して、酸素の少ない場所を作りNO3を減らす方法もありますが、ただ酸素の少ない場所を作るだけではそこにどんな菌が住み着くかわかりません。
希望としては酸素の少ない場所で働く(有機物を分解する)為に、酸素のかわりにNO3(硝酸塩)のO(酸素イオン)を使ってN2(窒素)だけが取り残されて水中から外にでてくれる脱窒がいいのですが、自然発生菌の内嫌気性菌を期待しても脱窒がすべてうまくいくとは限らず、NO3からO(酸素イオン)を中途半端に使ってNO2にかえてしまったり、硫酸イオンのO(酸素イオン)を使って硫化水素を発生させたりと、怖い場合の方が多いので、私は必ず通性嫌気性の有機物分解菌であるM87バクテリアを使用します。
底面フィルターだけでもソイル内にレッドビーシュリンプのフンや残りエサが落ちると、そこにバクテリアが群がり部分的に嫌気的な場所が出来ますから、良質のバクテリアを使わずにうまくいく人は都合の悪い菌が入ってこない、環境に恵まれた場所に水槽がある運のいい人たちだけと言う事です。
H3PO4(正リン酸)コケの源。
無いにこした事は無いのですが、意外と初めから含まれる商品が多く、生物にとってごく少量必要なものですが、魚やレッドビーシュリンプにエサをやるとエサには植物性・動物性共にリン酸は含まれますので、水槽内で余ってきます。
1 普通の魚を飼っている水槽では、ミネラルの類が減少し、NO3とPO4が増加してしまう為元に戻す事を考えて水換えをします。(水かえの理由)
魚の水槽に比べ、エサの量が少ないレッドビーシュリンプ水槽では、増えるペースも遅く、水草も少量ながら吸収してくれますので、順調な水槽ではそれほど心配ありませんが、約7年前に少量でもレッドビーシュリンプが死んでしまうリン酸の種類がある事に気づきました。
普通のリン酸は正リン酸といって水素イオンが3つくっついているのですが、リン酸ナトリウム、リン酸水素2ナトリウム・リン酸2水素カリウム・・・etcバージョンが様々で、これらを組み合わせて「リン酸緩衝液」を作り出せるそうで組み合わせる割合(混ぜる割合)によってPH6.5でも7.0でも8.0でも安定させることが出来ます。
「リン酸緩衝液」で、KHとCO2とPHの関係は押さえ込まれます。
これは一見調子よく思えますが、自然に無い、薬品による強制的で理不尽なPHですので、魚や水草も具合が悪くなり、レッドビーシュリンプはぽつりぽつりと死んでしまいます。(ペーハーブロックやペーハー7.0等の商品もリン酸値が検出されるような商品は使うべきではありません)
人間にとってもカルシウムの吸収を妨げられるので良くないそうです。
どちらにしろ、リン酸は鑑賞魚用レベルのテスターでは検出されない位の方が良いのですが、水道水や湧き水にもこれらが入っている場所があり、安い活性炭にも含まれています。
成功するか、失敗するかは使う物(商品)や水の選択でほぼ決定します。当てはまるものがあるのではないでしょうか?ご参考にどうぞ。
使用する商品が悪い場合
- 硫化水素が発生しやすい外部フィルター
- 立ち上げ直後は調子良いが、3ヶ月~6ヶ月で死んでしまうソイル
- 水源によっては使うと死んでしまうミネラル
- 最初から死んでいるバクテリア
- リン酸を放出する活性炭
- 電源が入るとポツポツ死んでしまうヒーターサーモ
- ゼオライトで出来た「ジャリ」。ゼオライトはカルシウムも吸着してしまいます。
最近の商品は、コストダウンではなく品質ダウンした商品が出回りすぎています。失敗したら原因を突き止め、繰り返さない事が肝心です。悪い物は2度と使わないように。
居住環境・水槽への直接的な影響が原因の場合
- 農薬除去していない水草を入れてしまった
- 水槽のある部屋で殺虫剤をまいてしまった
- 水温が30℃を越えてしまった
- 害虫の混入……ヤゴ、プラナリア(茶色のタイプ)はレッドビーシュリンプの体液を吸い、殺してしまいます。白いタイプのプラナリアは集団で襲います。
- 近所に畑があり農薬を使っているため空気中からわずかな農薬が混入した
魚や哺乳類は、血液中のヘモグロビン(鉄分)が酸素を運ぶ働きをしますが、ビーシュリンプは虫と同じヘモシアニン(銅)がその役割をします。殺虫剤は虫を殺すためにヘモシアニンを狙い、酸素よりもくっつきやすい有害成分なので、レッドビーシュリンプにも効いてしまいます。ですから、ヘモグロビンの魚や犬、猫、人間は死にはしませんが、無い方がいいにこした事はありません。レッドビーシュリンプが死ぬ水槽は、魚が死なずともかわいそうです。
また良い品でも相性が悪い物や、このソイルの水質に合うバクテリア、このバクテリアサイズに合うちょうど良い孔のろ過材、このろ過材と相性の良いフィルターetc・・・
厄介なのは、条件によってはうまくいく場合がある品々も色々あるようです。
AさんはうまくいってもBさんは失敗した、など、様々な原因が考えられますが、殆どが上記の原因で起こっていると考えられます。
アクアリウムの話ですので、とりあえず、目に見えない生き物のことを総称して「バクテリア」と表現する事にします。
アクアリウムにとって必要不可欠なのがバクテリアの存在と働きです。
水槽でエビや水草や魚やが飼えるのは、バクテリアのおかげです。
魚やエビは餌を食べて糞をするので水は汚れます。
魚やエビが呼吸をするだけでも水は汚れます。
汚れたままの水では死んでしまいますが、汚れを分解し綺麗な水に戻してくれるバクテリアが存在すると生き続けることができます。
でも、バクテリアのことなんか気にしてなくても魚を飼ってる方もいます。
海の近くや川の近くや山や森に囲まれた場所にお住いの方に比較的多いです。
それは、そのお住まいが、水の汚れを綺麗にしてくれるバクテリアが常在菌として存在し、常日頃水槽に飛び込んでくる環境だからと考えられます。
バクテリア商材は「必要ない」とか「気休め」と言う方は恐らく有益な常在菌に恵まれた場所にお住いの方達だと思います。
或いは、バクテリアと書いてあってもバクテリアではなかったり、既に死んでしまったバクテリアだったりと、生きたバクテリア商材は1割以下の少数派の様なので、このような誤解を招いていると思われます。
当店の場所は実験を繰り返した結果、有益な常在菌には恵まれていない場所と結論付け、色んな市販のバクテリア製品を試し現在に至ります。
誤解されやすいので、何と答えたらよいか悩む質問ですが・・・
多くの水草は適正範囲が狭いので、育つ水草と、枯れる水草があります。
数ある水草の種類の中で、原産地の水質がPH5からPH6(弱酸性)の範囲の水草でしたら良く育ちます。
M87ソイルと使う水で水槽のPHが決まるので、ソイルの量や水の種類や水換え頻度である程度は調節できます。
M87ソイルは長期間、弱酸性をキープしてくれますので、故郷の水が弱酸性の水草に向いています。
M87ソイルとバクテリア、ミネラルを使っているだけの熱帯魚販売水槽でトニナ.spは育っています。
レッドリーフバコパや
ピンナティフィダも成長は遅いですが育っています。
ミクロソリウムや
ボルビティスは水質に合わせて葉の色や大きさを微妙に変えて対応してくれますので、M87ソイルでも育ちます。高水温には注意が必要です。
また、粒が丸形のソイルと違い、焼き加減も堅焼き気味で、なかなか崩れないため、当店の水草販売水槽は約3年でリセットしています。
「難しい水草」や「簡単で丈夫な水草」という言葉がありますが、実はその水草の適用範囲内(育つ事ができる水質のキャパ)であれば、「丈夫で簡単」。適正範囲外では枯れてしまうので「難しい」という事になります。逆に、ほしい水草の適正範囲に自分の水槽を合わせると「丈夫で簡単」という事になります。
例えば、M87シリーズで水槽を立ち上げると、M87ソイルに含まれるフミン酸のおかげで弱酸性の水になり、M87バクテリアの有機分解菌が増殖し、栄養を水草が吸収しやすくしますので、あとは光量に気を使えばトニナSPやスターレンジ等の南米系の弱酸性水域の水草は向いています。
しかし、M87ソイルには肥料分は含まれておりませんので、当店の水草用液体肥料を使用して下さい。
ところが、専門書などに非常に簡単と書かれている中性~弱アルカリ性水域のカボンバやアナカリスは、うまく育たず「難しい」という事になります。
問題は光(ライト)ですが、水槽サイズや消費電力、今後を考えて拡張性のある物など様々ですので場合に合わせてアドバイスさせていただいております。
大事なのは、床底・バクテリア・ろ過フィルター・光・栄養分で、最後にCO2の添加となりますが、このCO2は、添加する・しないでは成長スピード、草の状態は格段に違います。
M87ソイルで水質が弱酸性(PH5.0~6.0未満)ですから、CO2も少なくてすみます。
CO2の添加は、ADAのDoアクアシリーズ、CO2スタートがお手頃で、すべてそろっており、使い方も簡単にできています。何より一番すごい所は、「ランニングコスト」です。
このCO2の添加ですが、「CO2さえ添加すれば何でも育つ」とか「一番よい」という訳ではありません。最初に大切なのが、水質・光・バクテリア(水草に必要な)・栄養分(必要なバランス)がすべて整っている事が前提です。
レッドビーシュリンプ水槽の場合、水草は、稚エビのかくれ家になったり、脱皮をするレッドビーシュリンプにとって安全な場所を提供してくれますので多ければ多いほど収容数や稚エビの生存率はアップします。逆に「選別」は困難になります。
次の種親候補として救い出す時も、選別外として外したい時も水草の奥へ逃げてしまうからです。ですから水草の種類や量は自分の好み(何をしたいか)でよいと思います。
色々な事(セオリーなど)にとらわれず、自由な発想でレイアウトを楽しんで下さい。