「ボトルアクアリウムをはじめたんですが、適した水草はどれでしょうか?」
という質問がありました。 答え方が難しいのですが、
ボトルアクアリウムに適した水草というよりも、まずボトルアクアリウムに適した「場所」かどうかが重要です。
ボトルアクアリウムは何処でもできる訳ではなく、水が腐らない恵まれた場所でしか成り立たないからです。
当店では1週間以内にメダカもアカヒレも死んでしまいました。
アンモニアが検出されたので当店では必ずろ過装置(微生物による生物濾過)が必要です。
「場所」が良い環境であれば、微生物の問題は考えなくていいので、あとはボトル内の水が適正範囲の水草を選ぶと育成できる可能性が高まると思います。
もう少し詳しくは下↓のリンクをご覧ください。https://windmill87.com/masterstyles/%e6%b0%b4%e8%8d%89%e3%81%ae%e9%81%b8%e3%81%b3%e6%96%b9/
誤解されやすいので、何と答えたらよいか悩む質問ですが・・・
多くの水草は適正範囲が狭いので、育つ水草と、枯れる水草があります。
数ある水草の種類の中で、原産地の水質がPH5からPH6(弱酸性)の範囲の水草でしたら良く育ちます。
M87ソイルと使う水で水槽のPHが決まるので、ソイルの量や水の種類や水換え頻度である程度は調節できます。
M87ソイルは長期間、弱酸性をキープしてくれますので、故郷の水が弱酸性の水草に向いています。
M87ソイルとバクテリア、ミネラルを使っているだけの熱帯魚販売水槽でトニナ.spは育っています。
レッドリーフバコパや
ピンナティフィダも成長は遅いですが育っています。
ミクロソリウムや
ボルビティスは水質に合わせて葉の色や大きさを微妙に変えて対応してくれますので、M87ソイルでも育ちます。高水温には注意が必要です。
また、粒が丸形のソイルと違い、焼き加減も堅焼き気味で、なかなか崩れないため、当店の水草販売水槽は約3年でリセットしています。
「簡単に育つ水草」とか「すぐ枯れる水草」とかは、水槽の水質によって違うと思います。
例えば本などで、「アヌビアス・ナナ」は丈夫と書かれています。
確かにPH7前後の水をキープされている水槽では、滅多に枯れるようなことはありませんが、PH5ほどの酸性で総硬度も低い水槽ではゆっくり溶けてしまいます。
逆に「トニナ・sp」や「ブリクサ・ビエティ」「ラージパールグラス」などはPH7前後の水槽では枯れてしまい弱い印象を受けますがPH5前後で総硬度が高めの水槽ではCO2無しでも良く成長してくれます。
植物に対して「簡単」とか「弱い」という言葉はどうかと思いますが、日本の水に適応してくれる種を簡単とか丈夫と表現していると解釈できると思います。
ですので、ご自身の水槽の水質が適正範囲内の水草は丈夫で、範囲外の水草は弱いと判断できると思います。
ただし、PH(水素イオン濃度)だけの話ですので、その他の条件も考える必要はあると思います。
熱帯地方で雨季乾季のある河川では、雨季と乾季で水質もかなり変化しますので、魚は急変以外は幅広い水質に対応します。
ところが水草は雨季は水中葉、乾季は水上葉になる種が多いと思いますので、水質の幅も狭い種類の方が多いです。
育成したい水草があれば、その種の生息地に近い水質の水槽を作るといいと思います。
または、ご自身の水槽の水質を把握して、適正な水草を選ぶのもいいと思います。
その他には、まず何種類かの水草を少量づつ植えてみて、育ちの良い水草とその水質に近い水草で揃えるのも一つの方法です。